機能訓練指導員の柔道整復師

整骨院辞めて時間に余裕ができたから始めたブログ。医療・介護・働きかたについて書いていきます。

Wikipediaに記事がない超マイナー職、機能訓練指導員のヒミツ3

前回の記事の続きです。

wellnessscience.hatenablog.com

 

wellnessscience.hatenablog.com

デイサービスでの機能訓練指導員の仕事内容>

・個別機能訓練加算計画書・運動器機能向上計画書の作成
・バイタルチェックの実施
・集団体操などのメニュー考案
・リハビリ機器利用時の介助、指導
・個別リハビリの実施
・計画書に対する評価、モニタリング
・体力測定の実施
・介護職員へ機能訓練内容の指導
・ご利用者送迎 など

〔引用元〕デイサービスにおける機能訓練指導員の仕事内容|リジョブ

 

  • 体力測定の実施

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身体能力の変化をみるため定期的に利用者の体力測定を行います。

握力や長座体前屈のような一般的なもののほかに一定時間内の椅子からの立ち上がり回数、ファンクショナルリーチテスト(FRテスト:転倒リスクの評価に役立つ)など高齢者特有の測定項目もあります。

前回の体力測定の結果と記録を見比べ、向上した項目があれば利用者に伝えてリハビリへのモチベーション維持に利用します。

私は記録が伸びていない利用者には「体力の維持ができてますね」と当たり障りのないコメントでごまかしています(笑)

 

  • 介護職員へ機能訓練内容の指導

 機能訓練の仕事は自分一人では完結しません。

例えば集団体操の考案は機能訓練指導員の仕事ですが、実際に利用者に体操を指導するのは機能訓練指導員でなくてもよいとされています。ですので機能訓練指導員の代わりとなるように他の介護スタッフに「体操の指導」の指導を行います。

他にもリハビリ機器のセッティングなども教えます。

 

  • ご利用者送迎 など

デイサービスには大抵ドライバーの方が雇われていますが、それですべての利用者の送迎がカバーできるわけではないので自ら車の運転をします。

送り迎え以外にも他の介護スタッフと同じく様々な仕事をこなします。掃除とか洗いものとか、要は雑用ですね・・・

 

  • 3ヶ月に1回利用者の居宅を訪問して機能訓練の説明を行う

引用元には書かれてはいませんが大事な仕事があります。

機能訓練の算定要件に「3ヶ月に1回以上、利用者やその家族の居宅を訪問した上で、その内容を説明し、見直しを行っていること」とあり、書類仕事のために利用者の家を一軒一軒回る必要があります。そこで1回目の記事で解説した個別機能訓練加算計画書にサインと捺印をもらいます。

 

長くなりましたが、以上が機能訓練指導員の仕事ですね。

整骨院にいたころはひたすら施術と雑用って感じだったので、色々やる仕事が増えて最初は混乱しそうでしたがちょっとずつ慣れてきました。

毎日すべての仕事をすることはないですが、この職業は要領よくこなす能力が求められているなー、と感じます。

機能訓練指導員になりたい・転職してみたいけど、具体的な仕事がわからん!って方の役に立てたらうれしいです。