機能訓練指導員の柔道整復師

整骨院辞めて時間に余裕ができたから始めたブログ。医療・介護・働きかたについて書いていきます。

きつい職場は辞めよう!ブラック整骨院から転職に成功しました

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思い切って辞めるべき

整骨院接骨院に勤務されている柔道整復師のみなさん、仕事が辛くて辞めようと思ったことはありませんか。ブラックな職場環境で心身ともに擦り切れていませんか。

私も入社して半年で「もう無理!」と音を上げました。体が悲鳴を上げてのリタイアでしたが、結果的に正解の選択肢を選んでいたと今なら言えます。

超ブラック職場環境

今、整骨院は全く儲かりません。世間には治療院が溢れ、少ないパイを取り合っています。現在なんらかの施術所に勤務されている方なら痛いほどわかると思います。どんなに治療や経営の勉強をしてもなかなか売り上げが良くなりません。

ない袖は振れぬというやつで、儲からないから従業員の時間も給料も犠牲にしている。そしてそれが常態化しています。

  • 拘束時間が長い
  • 給料が安い
  • ボーナスがない
  • 有給休暇がない
  • 時間外労働当たり前
  • 残業代が出ない
  • 先輩や経営者からのパワハラ
  • 長時間の無駄な勉強会
  • ワガママな患者からの横暴
  • 違法な保険請求

学校を卒業してすぐ働き始めてこの現実にぶち当たったとき「この業界は特殊だからこれが普通なんだ」と無理やり自分を納得させていました。しかし、今の労働環境では私含め勤務柔整師の限界がきていると思います。

柔道整復師のみなさん、転職活動始めましょう。

資格を活用するなら転職先は介護福祉施設がオススメ

結論から申し上げますと、オススメの転職先は「デイサービス」です。私もデイサービスで働いています。

デイサービスとは高齢者向けの介護福祉施設の一つで、その中でも日帰りで施設に通うタイプになります。レクリエーションや機能訓練、食事、入浴などを受けられる介護サービスです。

なぜ、柔道整復師の転職先にデイサービスがいいかというと、資格を有効に使えるからです。デイサービスを運営するためには人員の配置基準に従う必要があります。その要件の中に「機能訓練指導員」という職種があり、これは柔道整復師などセラピスト系の国家資格を持つ人しかなれません。

具体的には看護師、准看護師理学療法士作業療法士言語聴覚士柔道整復師あん摩マッサージ指圧師のいずれかを取得した人か、実務経験のある鍼灸師しかなれません。裏を返せば介護福祉士資格を持っていても、長年勤務したベテランの介護士でも機能訓練指導員になることはできません。

看護師や理学療法士は病院やクリニックに就職したがりますのでデイサービスは機能訓練指導員不足です。つまり、機能訓練指導員に転職しやすい環境にあります。

整骨院の患者の多くは高齢者だと思います。日頃の業務で高齢者と接している柔整師は介護施設に移っても間違いなくやっていけます。

私の転職話

私も初めは早朝出勤&深夜退勤のきつい整骨院で頑張って働いていました。

入社して4ヶ月ほどたったお盆の日、私は体調を崩し酷い風邪をひきます。一日だけ休み、早く働けという職場からのプレッシャーを感じ体調が万全でないまま働き続けました。それから熱は下がったものの咳は残り、毎日下痢をするようになります。その後症状は治らず、元々体が丈夫な方ではなかった私は3ヶ月後ドロップアウトします。

経営者に系列の介護部門に異動させてほしいと伝えたところ、現在の職場であるデイサービスに来ることができました。

自分からしっかりと転職活動をしない受け身の転職体験なので参考にはならないかもしれませんが、この件がなければ機能訓練指導員という仕事を知らなかったと思います。

転職でワークライフバランス超改善

転職したことでストレスもなくなったせいか体の不調もなくなり、今はイキイキと仕事ができています。

私は元々のPCの扱いと人前で運動を指導することに自信があり、それらが仕事にうまく合致したと感じています。PCを使った事務仕事が素早くこなせましたし、体操運動の指導も堂々と行うことができました。それらは同僚や管理者に評価してもらいやすいポイントでした。

朝9時から夕方6時までのマトモな就業時間、マトモな賃金、マトモな同僚に恵まれ、整骨院時代に夢に見た職場環境がそろっていて大変満足しています。まぁ、整骨院の勤務体制が異常なだけなんですがね。

時間に余裕があるため、自発的に業務について振り返って改善点を考えることが増えました。もちろん夜は趣味に没頭できる時間を確保できています。本当に仕事を変えてよかったと思います。

転職で気を付けるポイントと仕事内容

デイサービスに転職するにあたって注意するべきポイントと具体的な仕事内容は別記事にまとめていますのでぜひご覧ください。

求人の見方や事業所の選び方についてはこちら↓

wellnessscience.hatenablog.com

仕事内容についてはこちら↓

wellnessscience.hatenablog.com

 

それでは最後に、柔整師のみなさま本当にお体ご自愛下さい。

 

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