機能訓練指導員の柔道整復師

整骨院辞めて時間に余裕ができたから始めたブログ。医療・介護・働きかたについて書いていきます。

Wikipediaに記事がない超マイナー職、機能訓練指導員のヒミツ

 

今回は仕事内容を解説していきます。自分の就いている仕事なのでちょっとでも知名度を上げたいのです。

私はデイサービスに勤務しているので、特に断り書きがないかぎり基本的にデイサービスでの仕事だと考えてください。

 

仕事は多岐にわたります。よくまとまっているサイトを見つけたので引用します。

 

デイサービスでの機能訓練指導員の仕事内容>

・個別機能訓練加算計画書・運動器機能向上計画書の作成
・バイタルチェックの実施
・集団体操などのメニュー考案
・リハビリ機器利用時の介助、指導
・個別リハビリの実施
・計画書に対する評価、モニタリング
・体力測定の実施
・介護職員へ機能訓練内容の指導
・ご利用者送迎 など

〔引用元〕デイサービスにおける機能訓練指導員の仕事内容|リジョブ

 

わかりにくいものがありますので一つずつ見ていきましょう。

 

  • 個別機能訓練加算計画書・運動器機能向上計画書とは

そもそもデイサービスや老人ホーム等の介護事業者は利用者と市区町村から介護報酬を支払われることによって成り立っています。

介護報酬には「基本報酬」と「加算」があり、加算は事業者に追加で支払われる上乗せ料で、事業者としては加算が増えれば売り上げが上がります。

そして機能訓練指導員が主にかかわる加算が個別機能訓練加算運動器機能向上加算です。この加算を受けるためにはそれぞれの計画書を作成する必要があります。これが個別機能訓練加算計画書と運動器機能向上計画書です。

 

”計画書”とは言いますが、実際はA4一枚のコピー用紙です。だいたいどこの事業所にもA4一枚にまとまるテンプレートがあるはずです。

まず機能訓練指導員と他のスタッフがこんなふうにリハビリしていこう!という内容の機能訓練のプランを考えます。それをテンプレートに入力していきます。

書き込む情報は

  • 利用者の氏名
  • 要支援度、要介護度
  • 既往歴(今までの病気・怪我 例:骨粗鬆症アルツハイマー認知症など)
  • 活動と運動時の注意点(例:既往歴に骨粗鬆症があれば、骨折に注意して激しい運動は控え、衝撃を与えるようなリハビリは行わないなど)
  • 短期目標(1か月ごと)(例:1か月目 安定して椅子から立ち上がれる 2か月目 屋内を歩行器を使って歩行できる 3か月目 屋内を伝い歩きできる)
  • 長期目標(3か月後)(例:屋内を介護者の見守りのなか安全に杖歩行できる)
  • 短期・長期目標の評価(目標が達成できたかどうか、どんなことができるようになったか、あるいはできなかったか)

 などです。

 

計画書は機能訓練指導員だけではなく介護スタッフ、看護師などと共同で作る必要があるのですが、私の勤務しているデイサービスではもっぱら機能訓練指導員がほぼすべて作り、他スタッフから助言・アドバイスがあればそれらを取り入れて完成させる。というのが基本の流れになっています。

「共同で作成する」というのは介護保険法に定められてはいるのですが、どのへんまでが「共同」なのかははっきりしていないためこんな状態です。

一応他スタッフに助言を求めたりしているので共同していると言えなくもない・・・のかな?

 

今日はここまで。次回は他の仕事内容も解説します。

ブログを書くって時間かかりますねぇ・・・

 

続き↓

wellnessscience.hatenablog.com